開智小学校(総合部)

総合部終了式 ~生徒会長の言葉~

総合部終了式 ~生徒会長の言葉~

本日、総合部の終了式が行われました。

総合部の終了式は、総合部らしく、生徒たちが主体となって作り上げていく式です。
7年生が中心となり、在校生全員で、8年生を送り出す会となりました。

8年生代表の生徒会長の言葉を掲載します。
8年生達は、総合部で過ごした8年間の想い出を胸に、4月からは中高一貫部へと進学します。

 同じ仲間と共に過ごしてきた8年間は長いようで短い日々でした。総合部に入る前、幼稚園を卒園したばかりの私には、8年生として総合部をまとめている自分の姿など想像もつきませんでした。入学式で校長先生に「君が開智だ!」と言われたのを今でも覚えていますが、入学当初の私にはその言葉の意味がよく分かりませんでしたし、あまり深く考えたりもしませんでした。ただ皆と笑って過ごす日々が本当に楽しくて、この時間が限りあるものだとも思ってはいませんでした。

初めてTeamをまとめる立場となったのは4年生の時でした。その時は、手取り足取り先生たちが指示をくれて、その通りに下級生をまとめているだけでした。人をまとめる難しさや大変さは、本当の意味ではわかっていなかったと思います。それでも当時の私たちにとって、それらは自信を与えてくれる、とてもやりがいのある活動でした。

校長先生に言われた「君が開智だ!」という言葉の意味を自分なりに本当に理解できたのは8年生になってからだと思います。8年生となって最初の行事は、Teamで行うST合宿でした。この行事で初めて、プライマリーの頃も含め、本当の意味で私たちが前に出なければならないときがやってきたのだと実感しました。ST合宿のみならず、球技大会や運動会、さらにはエクスカ、FW、開発と、総合部では行事が盛りだくさんです。この一年、それらの企画から運営まで、すべて自分たちが主体で行っていかなければなりませんでした。8年生としての様々な苦労の中で、「8年を経験してこその総合部だ」という校長先生の言葉も、やっと理解することができました。このような大変な経験を当たり前のようにする中学2年生はそうそういないと思います。「8年生」の苦労を経験してこそ成長できるのだということ、そしてそれを経験してこその「君が開智だ!」ということなのだと、私は今、身をもって感じることができたと思っています。7年生もぜひ、この言葉の意味を身をもって知るべく、4月からの総合部で頑張ってほしいと思っています。

今日、私たちは総合部を旅立ちます。楽しかった日々にもいよいよ終止符が打たれようとしていています。8年生として過ごしたこの一年が、総合部生活の中でいちばん短く感じられました。しかし、それはこの一年がとても充実していたことの証なのだと思います。総合部のこの八年間は私たちの人生のほんの一部でしかないのかもしれません。でも、この八年間の思い出は私の一生の宝物です。こんな充実した環境と時間をくれた先生方、お父さん、お母さん、本当にありがとうございました。嬉しい時も悲しい時も支え合ってここまで一緒に来てくれた8年生のみんな、本当にありがとう。

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